57章 抹消1 [リリカルなのはss]
私は今、ミッド西部のエルセア地方にある総合病院の屋上にいる。
地表の各所で先程から激しい衝撃音を伴った閃光が幾度となく走る。
『いいかお前ら、だれ一人として死ぬんじゃねえぞッ!! 一人でも欠ければ、旦那の今までの生き方を否定することになるんだからな。』
「「「応!!」」」「「「了解!!」」」「りょーかい」「「「ハイッ」」」
レイジングハートを介してみんなの声が聞こえる。
(お兄ちゃん、みんなの声聞こえてる?
みんな、お兄ちゃんの為に戦ってくれてるんだよ。聞こえてたら、早く目を覚ましてよ。)
階下の手術台に眠る大切な人に訴える。
「そろそろ私達も行こうか、レイジングハート・・・」
涙を拭って相棒に声を掛ける。
《Yes,my master.》
《Standby, ready.》
《「Set up.」》
お兄ちゃんが訪れたイベント会場で何者かに狙撃され、意識不明の重体でこの病院に運び込まれるに至った発端は4日前のランチだった。
地表の各所で先程から激しい衝撃音を伴った閃光が幾度となく走る。
『いいかお前ら、だれ一人として死ぬんじゃねえぞッ!! 一人でも欠ければ、旦那の今までの生き方を否定することになるんだからな。』
「「「応!!」」」「「「了解!!」」」「りょーかい」「「「ハイッ」」」
レイジングハートを介してみんなの声が聞こえる。
(お兄ちゃん、みんなの声聞こえてる?
みんな、お兄ちゃんの為に戦ってくれてるんだよ。聞こえてたら、早く目を覚ましてよ。)
階下の手術台に眠る大切な人に訴える。
「そろそろ私達も行こうか、レイジングハート・・・」
涙を拭って相棒に声を掛ける。
《Yes,my master.》
《Standby, ready.》
《「Set up.」》
お兄ちゃんが訪れたイベント会場で何者かに狙撃され、意識不明の重体でこの病院に運び込まれるに至った発端は4日前のランチだった。
2014-04-19 07:00