57章 抹消9 [リリカルなのはss]
「そのキーを捨ててもらおうか・・・」
突如として現れた空間ウィンドウに現れたのはどこかの艦船のブリッジで提督と思われる人物の首筋に刃を突き付ける恭也さん。
その顔色は血の気が足りておらず真っ青で、胸に巻かれた包帯も既に真っ赤に染まっていた。
そして件の提督の手には、アルカンシェルの始動キーが握られておりファイアリングロックシステムも既に立ち上がっていた。
「いいだろう、貴様がここにいる以上地上に向けて撃ったところで意味をなさないわけだしな。」
持主の手から解放されたキーが重力に引かれて床に落ちる。
床に落ちたキーを彼が飛針を投擲して物理的に破壊する。
「続いて、地上のお前の部下達に戦闘行為を中止させろ。」
「まぁ、それは構わんよ。いま、この場でケリを着ければいいだけのことだからな。」
提督のその言葉に呼応して、ブリッジ内に完全武装した戦闘員がなだれ込んでくる。
「さあ、どうする?私と違って、碌にバリアも張れない出来そこないの君に逃げ道はないよ。」
「笑わせるな、元から逃げるつもりなどないさ。
それより自分の事を心配した方がいいんじゃないのか、味方を確実に死に至らしめるような攻撃を躊躇なく実行する上に下が最後まで従うものなのか?お前がここで死ねば、彼らを擁護してくれるような人物はいないと見たが・・・」
「クソッ、構わん!! 殺れ、お前達。」
BAANNN
一発の発射音が響き、サーチャーからの映像が途切れる。
突如として現れた空間ウィンドウに現れたのはどこかの艦船のブリッジで提督と思われる人物の首筋に刃を突き付ける恭也さん。
その顔色は血の気が足りておらず真っ青で、胸に巻かれた包帯も既に真っ赤に染まっていた。
そして件の提督の手には、アルカンシェルの始動キーが握られておりファイアリングロックシステムも既に立ち上がっていた。
「いいだろう、貴様がここにいる以上地上に向けて撃ったところで意味をなさないわけだしな。」
持主の手から解放されたキーが重力に引かれて床に落ちる。
床に落ちたキーを彼が飛針を投擲して物理的に破壊する。
「続いて、地上のお前の部下達に戦闘行為を中止させろ。」
「まぁ、それは構わんよ。いま、この場でケリを着ければいいだけのことだからな。」
提督のその言葉に呼応して、ブリッジ内に完全武装した戦闘員がなだれ込んでくる。
「さあ、どうする?私と違って、碌にバリアも張れない出来そこないの君に逃げ道はないよ。」
「笑わせるな、元から逃げるつもりなどないさ。
それより自分の事を心配した方がいいんじゃないのか、味方を確実に死に至らしめるような攻撃を躊躇なく実行する上に下が最後まで従うものなのか?お前がここで死ねば、彼らを擁護してくれるような人物はいないと見たが・・・」
「クソッ、構わん!! 殺れ、お前達。」
BAANNN
一発の発射音が響き、サーチャーからの映像が途切れる。
2014-04-27 07:00