56.5章 熱愛報道 [リリカルなのはss]
「管理局の"顔"だっていう自覚あるん?なのはちゃん。」
「はぃ、一応それなりには・・・」
私は今、浮かれ女に問責を行っている。
というのも先程管理局広報を通して行われた、公開記者会見の内容があまりにも世間の関心を集めてしまうような回答だったからだ。
そもそも記者会見に至った理由はあるゴシップ紙に掲載された記事が原因だった。
タイトルはズバリ『エースオブエース、お忍び不倫旅行』、管理局のアイドル高町なのは三等空佐が妻子持ちの男性とお泊り旅行をしていたという内容だった。
本来であれば無視すればいいレベルの内容ではあったが、局のお偉方は"不倫"ということでのイメージダウンを気にして釈明の記者会見を開くことにし、それが先程プレスルームで開かれたのだ。
その際の質疑応答を抜粋してみる。
-不倫お泊まり旅行との報道がありましたが?
『それは明確に否定します。相手の方にお子さんはいらっしゃいますが結婚はされていませんし、外泊もしていません。』
-お相手は、管理局の方ですか?
『いいえ、一般の方です。ですから、そちらへの取材はご遠慮願います。』
-今回の旅行では、相手のお子さんも同伴されたそうですが?
『はい、家族ぐるみで親しくさせて頂いています。』
-最後に、三佐にとって相手の方はどういった存在なんでしょうか?
『そうですね、いつも私を守ってくれて支えてくれる大切な男性(ヒト)ですね。』
正直、これだけ聞いていると熱愛発覚のアイドルが"大事な時期なので優しく見守ってね"とお願いしてるみたいだ。
確かに嘘は言ってない…だがしかしッ、
「最初っから"お兄ちゃん"ですッて言えば済んだ話やんけ!!」
「え~でも、そんなこと言ったらみんなにお兄ちゃんにべったりのブラコン娘だと思われちゃうよ。」
《事実やろ、それ》と浮かれポンチな返答をするなのはちゃんに心の中で突っこむ。
でもまぁこの分だとマスコミも真実に辿り着く事なく、且つ恭也さんの存在を突きとめることもできずにほとぼりが冷めていくんやろう。
後一ヶ月もすれば、こんな見出しが躍るんやろうな。
『悪魔はやっぱり怖かった!? エースオブエースまた男に逃げられる!! 』
「…はやてちゃん~、"また"ってどういうことかな?少し、お話聞かせてもらえるかな?」
思わず、口走ってもうた~ (汗)。
「はぃ、一応それなりには・・・」
私は今、浮かれ女に問責を行っている。
というのも先程管理局広報を通して行われた、公開記者会見の内容があまりにも世間の関心を集めてしまうような回答だったからだ。
そもそも記者会見に至った理由はあるゴシップ紙に掲載された記事が原因だった。
タイトルはズバリ『エースオブエース、お忍び不倫旅行』、管理局のアイドル高町なのは三等空佐が妻子持ちの男性とお泊り旅行をしていたという内容だった。
本来であれば無視すればいいレベルの内容ではあったが、局のお偉方は"不倫"ということでのイメージダウンを気にして釈明の記者会見を開くことにし、それが先程プレスルームで開かれたのだ。
その際の質疑応答を抜粋してみる。
-不倫お泊まり旅行との報道がありましたが?
『それは明確に否定します。相手の方にお子さんはいらっしゃいますが結婚はされていませんし、外泊もしていません。』
-お相手は、管理局の方ですか?
『いいえ、一般の方です。ですから、そちらへの取材はご遠慮願います。』
-今回の旅行では、相手のお子さんも同伴されたそうですが?
『はい、家族ぐるみで親しくさせて頂いています。』
-最後に、三佐にとって相手の方はどういった存在なんでしょうか?
『そうですね、いつも私を守ってくれて支えてくれる大切な男性(ヒト)ですね。』
正直、これだけ聞いていると熱愛発覚のアイドルが"大事な時期なので優しく見守ってね"とお願いしてるみたいだ。
確かに嘘は言ってない…だがしかしッ、
「最初っから"お兄ちゃん"ですッて言えば済んだ話やんけ!!」
「え~でも、そんなこと言ったらみんなにお兄ちゃんにべったりのブラコン娘だと思われちゃうよ。」
《事実やろ、それ》と浮かれポンチな返答をするなのはちゃんに心の中で突っこむ。
でもまぁこの分だとマスコミも真実に辿り着く事なく、且つ恭也さんの存在を突きとめることもできずにほとぼりが冷めていくんやろう。
後一ヶ月もすれば、こんな見出しが躍るんやろうな。
『悪魔はやっぱり怖かった!? エースオブエースまた男に逃げられる!! 』
「…はやてちゃん~、"また"ってどういうことかな?少し、お話聞かせてもらえるかな?」
思わず、口走ってもうた~ (汗)。
2013-11-14 07:00